【第5回】コンクリートに隠れる最強の骨組み!「鉄筋組み(配筋)」の美しさを見極める
こんにちわ!塚原基礎工業です。
前回の第4回では、すべての基準となる「捨てコン」と、お家の輪郭を作る「外周型枠」についてお話ししました。
型枠がきれいに立ち上がったら、次はいよいよ基礎の”骨”となる**「鉄筋組み(配筋:はいきん)」**の工程に入ります。
コンクリートは「上からの重さ(圧縮)」には強いですが、「引っ張られる力」には弱いという弱点があります。
その弱点を補い、地震の強い揺れに耐えるために張り巡らされるのがこの鉄筋です。
今回は、コンクリートを流したら二度と見られなくなってしまう、この最重要工程のチェックポイントを解説します!
■ポイント1:素人が見てもハッとする「格子模様の美しさ」

現場に鉄筋が搬入され、職人たちが手作業で1本ずつ網目のように組み立てていきます。
配筋の良し悪しを見極める一番簡単な方法は**「パッと見の美しさ」**です。
「素人が見て分かるの?」と思うかもしれませんが、分かります!
腕の良い職人が組んだ鉄筋は、縦と横のラインがまるで定規で引いたように美しく、綺麗な正方形(格子模様)が等間隔でズラリと並びます。
💡ここがプロの見極め所!
設計図によって「鉄筋を〇間隔(ピッチ)で並べること」と細かく指定されています。
これが素人目に見ても「なんかここだけ隙間が広いな…」「斜めに歪んでいるな…」と感じる現場は、施工が雑な証拠。
格子がビシッと美しく揃っている現場は、それだけで高い技術の証明になります。

■ポイント2:コンクリートを正しく回り込ませる「かぶり厚」
鉄筋組みの足元を見ると、四角いコンクリートのサイコロのようなものがいくつか敷かれているのが見えます。
これを**「スペーサーブロック(通称:サイコロ)」**と呼びます。

これは、鉄筋を地面から数センチ浮かせるためのものです。
鉄筋と地面の間が近すぎると、下にコンクリートが流れ込まず、鉄筋がむき出しになってしまいます。
鉄筋をコンクリートが包み込む厚みのことを**「かぶり厚さ」**といい、これがしっかりと確保されていないと、鉄筋が雨水などの水分でサビてボロボロになり、基礎の寿命を著しく縮めてしまいます。
■ポイント3:結び目ひとつにも魂が宿る「結束(けっそく)」の丁寧さ
鉄筋と鉄筋が交わる部分は、バラバラにならないように「結束線(けっそくせん)」という細い針金で固定しています。
ここにもプロのこだわりが出ます。
締めすぎると切れてしまい、緩すぎるとコンクリートを流した時に鉄筋がずれてしまう場合もあります。
良い職人は、適切な締め加減でリズムよく結束していきます。また、切れてしまった結束線はそのままにせず、必ず回収して処分しています。
■まとめ:第三者機関の「配筋検査」が自信を持って受けられるか
鉄筋が組み上がると、次のコンクリートを流す前に、住宅瑕疵(かし)担保責任保険の「配筋検査」という厳しいチェック(第三者機関による検査)が行われます。
図面通りに組まれているか、かぶり厚さは足りているかなどをプロの検査員が調べるのですが、丁寧な仕事をしている現場は、当然のように一発で合格します。
当社では、検査員の方に「いつ見ても綺麗な配筋ですね!」と褒めていただけるレベルの施工を常に心がけています。
見えなくなってしまう骨組みだからこそ、私たちは絶対に妥協しません。