【第4回】すべての基準になる!「捨てコン」の役割と、家の輪郭を作る「外周型枠」の重要性
こんにちわ!塚原基礎工業です。
前回の第3回では、地面をガチガチに固める「砕石・転圧」と湿気を防ぐ「防湿シート」についてお話ししました。
地面の準備が整ったら、いよいよコンクリートを使った本格的な作業へと移ります。
今回は、基礎の形を決める重要な前準備、**「捨てコン(すてこん)」と「外周型枠(がいしゅうかたわく)」**について解説します!
■ポイント1:「捨てる」なんてとんでもない!超重要な「捨てコン」の役割
防湿シートの上に、建物の外周をぐるりと取り囲むように薄く流されるコンクリート。
これを業界では**「捨てコン(捨てコンクリート)」**と呼びます。
構造的な強さには直接影響がないため「捨て」という名前がついていますが、住宅の精度を上げるためには絶対に欠かせない、めちゃくちゃ重要なコンクリートなんです。

その役割は主に2つあります。
〇 職人が正確な線を引くための「巨大なキャンバス」にする
〇 外周の型枠を、グラグラさせずにまっすぐ固定する
土や砕石の上には、ミリ単位の正確な線を引くことはできませんよね。
真っ平らな捨てコンを打つからこそ、その上に**正確な基準線(墨出し)**を出すことができ、正確な配置が決まり、垂直な基礎ができるのです。
💡ここがプロの見極め所!
捨てコンを施工していなかったり、ガタガタ波打っている現場は要注意です。
基礎全体の高さや水平が狂う原因になります。見えなくなる下地だからこそ、職人がコテできれいに平らに仕上げている現場は、その後の作業の精度も抜群に高くなります。
■ポイント2:お家の「輪郭」が決まる!外周型枠の組み立て
捨てコンに引かれた正確な基準線(墨)に合わせて、いよいよ鋼製や木製のパネルを組み立てていきます。
これが基礎の外枠となる**「外周型枠」**です。
ここで初めて、施主さまにとってもお家の大きさや形が立体的に見えてくる、ワクワクする瞬間でもあります。

型枠は、この後に流し込まれる大量のコンクリートの「凄まじい圧力」に耐えなければなりません。
そのために、ただ並べるだけでなく、外側から鉄パイプや斜めの突っ張り棒(サポート)を使って、頑丈に固定していきます。
💡一目でわかる!良い型枠・悪い型枠
この段階で現場を見学した際、チェックしてほしいポイントは**「通り(とおり)」の美しさ**です。
「通り」とは、建築用語で「真っすぐ綺麗に並んでいるか」という意味です。
どんなにコンクリートを流し込んでも、それを囲む型枠自体がグニャグニャと曲がっていては、建物が歪んで建ってしまうかもしれません。

■まとめ:見事な「外枠」があってこそ、最高の基礎ができる!
今回ご紹介した「捨てコン」と「外周型枠」は、いわば頑丈な基礎を作るための**「絶対に必要な器(うつわ)」**です。
この器が歪んでいれば、中身がどれだけ良くても失敗してしまいます。
塚原基礎工業では、捨てコンを打つ段階からミリ単位の水平にこだわり、強固で真っ直ぐな型枠を組み上げています。
「見えなくなる準備段階だからこそ、どこよりも美しく。」
これが当社の職人のプライドです。